この文書はアップルの携帯電話「iPhone 3G」(アイフォーン スリージー)を使っていて気づいたことや関わりのある情報を集めて書き留めたものです。「iPhone 3G」を使う上での手掛りにはなるかもしれませんが、確かさを裏付けられる文書ではありません。必ず公式サイトを参照してください。
なおこの文書は、iOS 4.2.1をインストールしたiPhone 3Gだけを扱います。以前のOSおよび後継機(3GS、4以降)は扱いません。
電源を入れ直す。操作不能ならば〔スリープ〕と〔ホーム〕を同時に10秒間押し続けて再起動。
まず【設定】→[一般]→[ホームボタン]→[Spotlight検索]で各項目をタップしてチェックを外す。文字入力の遅い場合は【設定】→[一般]→[リセット]→[キーボードの変換学習をリセット]も行う。〔スリープ〕と〔ホーム〕を同時に10秒間押し続けての再起動。電源の入れ直し。
使わない機能を【設定】で[オフ]にする。画面を暗くする。電波の悪い所では機内モードにする。月に一度は充電池を使い切ってから充電する。ソフトウェア・アップデートは最新にする。
〔ホーム〕を押しながら〔スリープ〕を押す。〔スリープ〕を離した瞬間が【写真】に保存される。
変えたい向きにしたら本体を一旦立てる。画面が仰向けか俯せだと回転しない。単純にアプリが横向きに未対応の場合もある。
〔ホーム〕を押す。
横向き限定だが、横向きの状態でさらに90度回転させても縦向きにならない。iPhone 3GS、4には固定機能あり。
本体左横の〔着信/サイレントスイッチ〕を着信側(オレンジ色の点が隠れる状態)に切替える。〔音量ボタン〕で音量を大きくする。
【設定】で[MobileMe]の[データの取得方法]を[プッシュ]に設定し、[iPhoneを探す]を[オン]にしておく。「アップル - MobileMe - News - 「iPhoneを探す」機能を提供開始」参照。
【設定】の[キャリア]で、キャリア自動検索の完了後に[自動]を選ぶ。
画面は圧力ではなく静電気で反応するので、iPhone対応のスタイラスを使う。
ページを開きブックマークで[ホーム画面に追加]、[追加]をタップ。
〔スリープ〕を2回押して、相手の電話を留守番電話サービスに転送させる。1回だけ押すと着信音や振動が消えるだけで着信は続く。
着信不能時、または留守番電話サービスに転送した時、SoftBankの留守番電話サービスに着信が転送される。留守番電話に録音があれば、電話番号1414からSMSで通知が届く。なおiPhoneには本体に直接録音する「簡易留守録」は無い。
「留守番電話サービス(無料)」 | 留守番電話サービス(i) | |
---|---|---|
利用料金 | 無料 | 月額315円 |
録音件数 | 3分を20件まで2日間 | 3分を90件まで7日間 |
備考 | 自動適用サービス。[留守番電話]で1416に電話を掛けて音声ガイドで録音を聞ける | [留守番電話]がVisual Voicemailとなり一覧で録音を選んで聞ける |
いつも相手のメールアドレスを宛先にすれば問題ない。ただし相手がSoftBank機なら電話番号も宛先にできる。
文字、音声、画像などを送受信できる。1通あたり最大300キロバイト。コピペのコピーは1通単位。
電話番号とメールアドレスは同一視されず、別々に表示される為。
SMSは電話番号で文字を送受信。MMSは電話番号かメールアドレスで何でも送受信。iPhoneの【SMS/MMS】では電話番号の1人に文章だけを送る場合は「SMS」になり、それ以外は自動的に「MMS」となる。技術的な違いなので利用上は殆ど関係しない。
[編集]をタップ。
【設定】の[SMS/MMS]にある[件名欄を表示]を[オン]に変更。
【SMS/MMS】は携帯電話のメール機能と同等だがチャット向き。【メール】はパソコンのメール・ソフトと同等で、HTMLメールやデコメールの受信などに便利。
SMS | MMS | Eメール(i) | |
---|---|---|---|
アドレス | 電話番号 | 〜@softbank.ne.jp | 〜@i.softbank.jp |
送り先 | SoftBank端末の電話番号 | メールアドレスまたはSoftBank端末の電話番号 | メールアドレス |
使用アプリ | 【SMS/MMS】 | 【SMS/MMS】 | 【メール】 |
1通あたり | 最大670文字 | 最大300キロバイト | 最大1メガバイト |
最大保存量 | iPhone本体に75000件 | 公式な情報なし(SMSと合計で75000件か) | サーバーに200メガバイトまで5000件 |
送受信料金 | 料金プランによる | 割引サービス「パケットし放題 for スマートフォン」*に含まれる | 割引サービス「パケットし放題 for スマートフォン」*に含まれる |
利点 | 着信直後に内容を確認可 | 着信直後に内容を確認可 | 3G圏外でもWi-Fiで使える |
欠点 | 3G圏外では送受信不可能 | 3G圏外では送受信不可能 | フェッチ受信か手動受信 |
備考 | 文字のみの会話的な連絡に向く | 文字や画像での会話的な連絡に向く | メールマガジンやデコメールの受信に向く |
設定変更等 | - | SoftBankのSMS/MMS | SoftBank参照 | SoftBankの「MMS/Eメール(i)設定マニュアル」(PDF)を参照 |
「メニュー | SoftBank」の「Eメール(i)設定」(オレンジ色の「@」)にログインし、「新着メールお知らせ設定」を「送信しない」に変更。「Eメール(i)」のこの表示はプッシュでもフェッチでもない独自の仕様。
相手がメールの受信を拒否する設定にしていないか確認。ドコモやauなどが制限していないSMS/MMSか「Eメール(i)」のアドレスから送ってみる。
相手のメール・サービスがUTF-8に対応していないため。JIS X 0208に含まれる(他の携帯電話で出せる)文字だけを使う。
「絵文字 | SoftBank」を参照。【SMS/MMS】か【メール】(「Eメール(i)」限定)にて使用可能。設定後、または文字入力画面の地球儀を数回タップすると絵文字のパレットが現れる。画面下部のボタンをタップして種類を選び、パレットを左右にフリックして、使いたい絵文字を探す。絵文字パレットを使わない場合も、「あせ」「にこにこ」「なき」「かめら」などの変換候補から入力可能。
SoftBank、Disney mobile、ドコモ、au、ウィルコム、イー・モバイルの携帯電話。Gmailも対応。
メール送信画面の左上にある[キャンセル]を押して現れる[保存]を押すと、書き途中のメールが[下書きフォルダ]に保存される。メールを読んだら[下書きフォルダ]からメールの続きを書ける。
返信ボタンではなく宛先を押してメールを書く。
消したいメールを横にフリックすると削除ボタンを表示。
送るメールの送信元として表示される名前は【設定】にある[メール/連絡先/カレンダー]で設定。空欄の場合はアドレスだけが相手に伝わる。
【メール】で送信するメールの宛先には、宛先のメールアドレスだけでなく【連絡先】に登録してある姓名と敬称も伝わる。
【設定】の[メール/連絡先/カレンダー]にある[署名]で消せる。この[署名]は送信するメールの末尾に自動で追加する文のこと。
タップする箇所が画面の幅に合うように拡大される。
画面上部のステータスバーを押す。
標準にはない操作なのでブックマークレットを使う。ブックマークレットとは、ページのURLではなくJavaScriptのプログラムをブックマークし、使いたいページで呼び出して機能させる仕組み。
まず下記の文字列を長押ししてコピーする。
javascript:window.scrollTo(0,document.documentElement.scrollHeight);
次に当ページを[ブックマークに追加]で一旦追加する。その後[ブックマーク]で一覧を開き、追加したブックマークを[編集]する。題名欄を「最下部に移動」などに書換え、URL欄に上記文字列のコピーをペーストして[完了]を押す。この作業が終われば、どのページでもブックマークから「最下部に移動」をタップすることで最下部に移動できる。
リンクを長押しする。OS3.0ではメニューが開き、リンク先を別タブで開いたり、URLをコピーしたりできる。
コピーしたい箇所で長押し。ひとつの要素が選択されるが、青丸をずらせば文字や複数の要素も選択できる。選択範囲外をタップすると選択をやめる。
画像を長押しするとメニューを表示。
テキストボックスを2本指でスクロール。なお文字入力中は行えない。
【設定】の[iPod]にある[シェイクでシャッフル]を[オフ]。
【時計】の[タイマー]で、[タイマー終了時]に[iPodをスリープ]を設定してから[開始]。
1回おすと再生と停止。2回連続で押すと次の曲。3回連続で押すと前の曲。2回連続か3回連続で押すとき最後を押しっぱなしで早送りか巻戻し。
iPhoneと同期しているパソコンのiTunesで使っているApple IDが使われる。Apple IDを変更したら、一旦パソコンと繋ぎiTunesで同期しておくこと。
画像をタップしたまま本体を回すと画像は回らない。
画像をフリックする。
画像の一覧画面で左下のアイコンをタップし、画像をタップして選択。
祝祭日の情報を持ったカレンダーをiTunesで同期させる。MacならiCalの「照会」で祝祭日情報をApple(アップル - iCal - カレンダーライブラリ)から取得しておく。Windowsならば、設定で祝日を表示させたOutlookを使う。
本体を横に倒す。
まず[ピンをドロップ]で大きな道路にピンを配置するか、主要地点(例えば「東京駅」)を検索。黒い吹出しの左側にオレンジ色のアイコンがあれば、それをタップ。画面が横向きになってストリートビューになる。道の矢印で移動する以外は【写真】と同じ操作方法。右下の地図をタップすると画面が地図に戻る。
ピンチ操作のほか、2本指のタップでも縮小。
Macでは「Mail」の「備忘録」にある。Windowsでは「Outlook」(現在調査中)。
本体を横に倒す。
数字の表示部分を横に滑らす。
数字の表示部分を2回タップする。
【設定】にある[メール/連絡先/カレンダー]で新たなアカウントを登録する際に表示される「Yahoo!MAIL」は、米国のYahoo!。日本のYahoo!を設定するには[その他]から設定する。
必ずiPhoneとパソコンの同期、パソコンとMobileMeの同期、iPhoneとMobileの同期、の順で行なう。詳しくはAppleの「アップル - MobileMe - セットアップ」を参照。手順を飛ばすとデータ損失の原因になる。念のため同期前にパソコン上にあるアドレスブックなどのデータをファイルとして書き出しておくこと。
【設定】の[一般]から[ネットワーク]を開き、[データローミング]が[オフ]になっていることを必ず確認。海外でのデータローミングは数十万円単位の請求になる為。また3Gネットワークの乏しい地域では[3Gを有効にする]を[オフ]にしておく。
SoftBankの「お申し込み後の手続き | SoftBank」を参照。
種類 | ID | パスワード | 備考 |
---|---|---|---|
交換機暗証番号 | - | SoftBank新規契約書類に書いた4桁の数字 | SoftBankの契約変更などで使用。暗証番号不明ならSoftBank FAQ 010050参照。 |
My SoftBank | iPhone電話番号 | 940001からSMSで送られる英数字 | SoftBankの様々な設定で必要。パスワード不明なら交換機暗証番号で再発行可。 |
Eメール(i) | 設定した英数字 | 設定した英数字 | SoftBankの「Eメール(i)」で使用。初期IDとパスワードはSMS(157)にある。設定はMy SoftBankで行う。 |
Apple ID | 設定したメールアドレス | 設定した英数字 | AppleのiTunesで新規登録しコンテンツ購入などに使用。IDやパスワードが不明ならアップル - サポート - Apple ID参照。 |
パスコード | - | 設定した4桁の数字 | iPhone本体の操作を制限したければ設定。【設定】の[一般]にある[パスコードロック]。 |
SIM PINコード | - | 設定した4桁の数字 | iPhoneに挿入のUSIMカード(3G回線)の不正利用を防ぎたければ設定。【設定】の[電話]にある[SIM PIN]。Wi-Fiは制限されない。 |
詳しくは以下を参照。
以下は2010年5月まで必要だったアカウント(IDとパスワード)。2010年5月に行われた「My SoftBank」のシステム変更で現在は不要になった。
種類 | 備考 |
---|---|
(旧)My SoftBank | iPhoneやPCからSoftBankの契約変更を行う際、自分でIDとパスワードを作成しての登録が必要だった。2010年5月13日以降は使用不能。 |
メール設定(アドレス・迷惑メール等) | MMS(〜@softbank.ne.jp)の設定変更、「電話帳移行サポート(i)」のログインに必要だった。IDはiPhoneの電話番号。パスワードはSMS(940001)に記載され固定。このパスワードは2010年5月13日以降のMy SoftBankのパスワードとなった。 |
日本語テンキーでは、キーを弾く(指を滑らせてから離す)方向により、「あ」段以外をすぐに入力できる。弾く方向は、左から時計回りに「い」「う」「え」「お」段。例えば「い」を入力するには[あ]を素早く左へ弾く。
キーを弾かずに押したままにすると、「あ」段以外の文字と対応する方向を確認でき、その状態から弾いても文字を入力できる。
フリック入力で弾いた文字に隣り合うキーが隠れている間も、隣り合うキーを打てる。例えば「こな」と素早く打つとき、[か]を下に弾いた時点で[な]が青い「こ」で隠れるが、その状態で青い「こ」の部分をタップしても[な]をタップした扱いになる。
日本語テンキーの左下にある[゛゜小]を打たずとも、打ったのと同じ候補が出る。例えば「あつふる」と打てば、「あっぷる」と打った場合と同じ候補が出る。
[⇧](シフト)や[@123]などを押さえて、打ちたい文字まで指を滑らせて離す。
以下の入力の変換候補から入力できる。
日本語テンキー | ローマ字入力 | 候補から入力できる文字 |
---|---|---|
い | wyi | ゐ, ヰ |
え | wye | ゑ, ヱ |
きゅうかな (きゆうかな) | kyuukana | ゐ, ヰ, ゑ, ヱ, ヴ, ヷ, ヸ, ゔ, ヹ, ヺ |
「かおもじ」や「きごう」の変換候補に現れる。
変換候補をタップするのではなく、テンキーの[次候補]をタップする。
文字を長押しすると黒い吹出しが現れるので、[選択]をタップすればコピーする範囲を選択する状態になる。長押しではなく2回タップすると、一定範囲の文字列を選択した状態になる。2回タップするとき2回目のタップで指を離さず、そのまま指をずらすと、選択して広げる動作になる。2本指でタップすると、その範囲を選択する。【連絡先】の名前や電話番号など、文字入力欄ではない箇所でも長めのタップでコピーできることが多い。
確定前の文章を長押しすると、そこに虫眼鏡が表示されてカーソルを移動できる。また、変換候補はカーソルまでが対象になる。
ソフトウェアキーボード左下にある地球儀ボタンを上にフリックする、または長押しすると、ソフトウェアキーボードのリストが表示される。
英語ソフトウェアキーボードで、特定の文字キーを長押しすると、記号つき文字や関連する字を入力できる。有効なキーは[A][I][U][E][O][C][N]、[0][-][$][&]["][.][?][!][']、[%]。
iPhone 3Gでは最新のiOSにアップデートしても以下の機能を使えない(以下は一部)。