DS-10の音をMacに録り込む
この文書は、ニンテンドーDS用ソフト「KORG DS-10」(コルグ・ディーエス・テン)で作った音をMac OS X(マック)で録音する方法について書き記しています。
接続に必要な機材
- ステレオミニプラグ接続ケーブル (例:SONY RK-G136)
音声入力端子(ラインイン端子)に繋ぐのに相応しいケーブルは、抵抗の無いケーブルです。もし音声入力端子が無く、マイク入力端子に繋ぐ場合は抵抗入りのケーブル(例:SONY RK-G134(ステレオ)、RK-G135(モノラル))を使いましょう。
GarageBandで録り込む
以下では、Mac OS Ⅹに標準で添付されている音楽作成ソフト「GarageBand」(ガレージバンド)を用いた方法を説明します。もしGarageBandを消してある場合は、Macに添付されているインストール・ディスクでGarageBandだけをインストールし直せます。
なお現状のMacでは、繋ぐだけで音が出るWindows(ウィンドウズ)とは違い、GarageBandなどでモニタ(入力された音声の出力)を有効にしたときに初めてMacからDS-10の音が出ます。
DSとMacを繋ぐ
まず、DS-10を差し込んだニンテンドーDSのステレオヘッドホン端子と、Macのライン入力端子を、ステレオミニプラグ接続ケーブルで繋いでください。
Macのシステム設定
続いて、DS-10の音がMacに入るか、以下の手順で確かめましょう。
- アップル・メニューの「システム環境設定」から「サウンド」画面を表示する。
- 「入力」タブを開き、一覧にある「ライン入力」をクリックする。
- ニンテンドーDSの音量を大きめにする。
- DS-10で音を再生し、入力レベルの表示に反映されている事を確かめる。
- システム環境設定を閉じる。
GarageBandの環境設定
MacにDS-10の音が入っていることを確かめたら、GarageBandの環境設定を確かめましょう。
- GarageBandを起動する。
- ダイアログが表示されたら「新規ミュージックプロジェクト」を選び、何らかのファイル名を付けて「作成」ボタンをクリックする。
- GarageBandのアプリケーション・メニューから「環境設定」を開く。
- 「オーディオ/MIDI」タブを開き、「オーディオ入力」を「内蔵入力」に設定する。「オーディオドライバを変更しますか?」のダイアログが表示されたら「はい」を押す(なお、この設定画面は新たなプロジェクトを作るたびに確認しておくとよい)。
- 環境設定の画面を閉じる。
MacからDS-10の音を聞こえるようにする
- GarageBandのメニューにある「トラック」から「新規基本トラック」を選ぶ。
- 新たに作成された「No Effects」トラックにある左端のボタン(マウスを乗せると「トラックの録音を有効/無効にします」と表示されるボタン)に赤い丸がついていることを確かめる。ついていなければクリックして赤くする。
- DS-10の音がトラックのレベル・メーターに反映されていることを確かめる。
- Macの音量を小さめに設定する(突然の大音量を防ぐため)。
- トラック情報を表示し(表示されていなければ⌘を押しながら「I」で表示)、最下部の「モニタ」を「入」に設定する。
- Macの音量などを調整し、DS-10の音がMacから出ているのを確かめる。
補足
GarageBandのウィンドウ中央下部にある左側の赤いボタンを押すと、DS-10の音を録音できます。細かい操作方法はGarageBandのヘルプなどを見てください。
誰かに聞いてもらうための音声ファイルを作るには、GarageBandのメニューにある「共有」から「ディスクに書き出す」でハードディスクに音声ファイルを書き出しましょう。なおその際、GarageBandの「環境設定」にある「情報」に設定した「作曲者名」などが組み込まれます。
- 掲載の画像は意図的に白黒化してあります。
- 検証対象のソフトウェアは以下の通りです。
- Mac OS Ⅹ 10.5.4 (Leopard)
- GarageBand 3.0.5 (iLife'06)
- 2010年1月11日更新