掲示板で質問する前に、確認すべし。
非常に残念だが、ランドネットが終了した現在、64DDを購入する方法は限りなく存在しない。任天堂に問い合わせても販売してもらえないだろう。ファミコンのディスクシステムやバーチャルボーイよりも入手が困難かも知れない。インターネットのオークションサイトなどで中古の64DDを探すしかない。その際は、オークションサイトの特性および危険について理解しておくこと。
もし何らかの方法で64DDを入手する際、メモリー拡張パック(ハイレゾパック)を持っていない場合は、入手する64DDに付属しているか確認する、または別途用意しておくこと。メモリー拡張パックがなければ64DDは起動しない。また、64DD本体もディスクも製造から10年以上が経ち、劣化しているおそれがある。既に市場に存在しない製品であることに留意すること。
64DDソフトを他人に譲渡あるいは売却する際は、ディスクに保存されているデータの削除を強く推奨したい。譲渡あるいは購入した人が、意図せずとも著作権や肖像権を侵害する可能性があるためだ。データを削除する方法は、ソフトにより異なる。説明書および本ページを参照していただきたい。なお、64DD本体には時刻設定しか記録されていない。
なお、ネットオークションで売る場合は、あらかじめネットオークションの仕組みと危険を理解しておく必要がある。また、64DDが珍しいからといって高い値段を設定しても、余程の物好きでも無い限り入札する人はいないだろう。
64DDディスクの専用ケースの表紙裏面に示されている「使用上のおねがい」を全て絶対厳守すること。「使用上のおねがい」の内容は、以下の通り。
- ディスクの分解や改造は絶対にしないでください。
- ディスクを64DDに入れたまま放置しないでください。
- 極端な温度条件下での使用や保管、および強いショックを避けてください。
- ディスクのシャッターを開けて内部に触れたり、異物を入れたりしないでください。
- ディスクにホコリなどの汚れがついているときは、乾いた布で完全にふきとって使用してください。またディスクに液体をこぼしたときは使用しないでください。
- ディスクに他のラベルやテープ、紙など付属のラベル以外を貼ったり、付属のラベルを指定場所以外の場所に貼ったりしないでください。
- 使用後はホコリがつかないよう必ず専用ケースに入れて保管してください。
- ディスクを磁石やテレビ、スピーカーなど磁気を持っているものに近づけないでください。
- むやみに電源スイッチをON/OFFしたり、アクセスランプ点滅中にイジェクトボタンやリセットスイッチを押したり、電源スイッチをOFFにすると、蓄積されていた内容が消えてしまうことがあります。
- 3Dスティックを無謀に操作すると故障の原因になるばかりでなく、まれにゲームの進行に支障をきたす恐れがあります。
- 寒い屋外などから暖かい屋内などにディスクを持ち込むと、内部に水滴がつき、正常に動作しないことがあります。そのような場合は、電源スイッチをOFFにして水滴が乾くまで暖かい部屋に(めやすとして約60分)放置してください。
特に忘れがちなのが「ディスクを64DDに入れたまま放置しないでください。」というもの。
また、結露の問題だけでなく、寒暖の差が激しい状況は、それだけでディスク自体にとって損傷の原因となる。風通しがよく涼しい、温度と湿度が安定した状況が最良だ。しかし現実的には、押入れなどに、密閉度の高いアルミ製の収納箱などに専用ケースごと収納しておくのが良いだろう。遊ばずとも、半年ごとに一度開けて空気を入れ替えるような措置をとると良い。
64DDが故障してしまったと思われる場合、まず説明書の指示に従おう。確認してもやはり動作しない場合は、任天堂の公式ホームページの「その他の情報」に掲載されている「任天堂ゲーム機の修理についてのご案内」や「お客様ご相談窓口」のページを参考に、任天堂に修理を依頼しよう。64DDの取扱説明書に記載されている「お客様ご相談窓口」の電話番号は既に変更されているので、必ずホームページで確認すること。依頼する際に、もし64DDのエラー番号が確認できたのであれば、それも伝えておくといいだろう。なお、元ランドネット会員でなくとも受け付けてもらえる。
修理を依頼した64DDユーザーの情報(2006年4月時点)によると、任天堂は64DD本体の修理や交換は受け付けているものの、64DDソフトについては既に修理や交換を終了しているとのこと。64DDソフトが使えなくなった場合、再びそれを遊ぶことは難しいと考えたほうがいい。
『タレントスタジオ』には、1つの作品データとして「社長からのごあいさつ」が予めセーブされている。当時任天堂の社長であった山内溥氏が『タレントスタジオ』の利用者に対して感謝の意を述べる内容となっている。画面および社長の姿は『タレントスタジオ』上で制作されたコンピュータ・グラフィックスだが、音声は実際に収録された声となっている。
なおこの作品は、製品版の『タレントスタジオ』上では作成できない特殊な仕様となっているため、利用者が編集できない閲覧専用作品となっている。この閲覧専用作品はこの他に、ランドネットの「ネットスタジオ」で配布された、タレント伊集院光氏が登場するものだけである。
64DDソフト『マリオアーティスト ポリゴンスタジオ』には、作った作品を持ち込むような形のミニゲームが2種類用意されている。そのうち一方を「サウンドボンバー」といい、その開発者がそれを1本の製品として完成させたのが、ゲームボーイアドバンス専用ソフト『メイドインワリオ』である。
『メイドインワリオ』とは異なり、「サウンドボンバー」はミニゲームの性質上からか簡素な画面構成だが、もはやこの時点でゲームとしての完成度が高く、そのテンポのよさと熱中度は『メイドインワリオ』以上とも言われる。