64DDエラーレポート

64DDが壊れた時の状況を報告。

エラー23 (2002年3月14日)

64DDで遊んでいたら、なんだか今日はディスクの読み込みがおかしい。なんて思っていたら、「エラー23」と無情の表示。

故障

恐れていた事態が発生した。のんきに『コミュニケーションキット(以下・コムキット)』を挿して電源を入れたら、いきなりディスクロードのリズムがおかしい。同じリズムを何度か繰り返す。そして、「ジャン」と効果音が鳴り、画面に「ディスクエラー:23 取り扱い説明書をお読みください。」と表示された。

数日前に『タレントスタジオ(以下・タレスタ)』で遊んでいた時にも表示されたことがあったのだが、その時は電源を入れなおしたら問題無く遊べた。しかし、今回は電源を入れなおしても、タイトルすら出ずにエラーが出る。この「コムキット」が壊れているのか? と思い、もう1本のコムキットを挿して起動。すると、普通にタイトルが出て、遊ぶことが出来た。そればかりか、壊れたと思ったほうの「コムキット」に保存しておいたセーブデータを、ディスクの入れ替えで読むことが出来た。この時点では、壊れたと思われる「コムキット」は、タイトルのデータが破損しているのでは、と予想。

ためしに、他のソフトも起動してみた。すると、「タレスタ」の「ムービーをつくる」と「さくひんをみる」に行こうとするとエラーが。「シムシティー64」は、タイトルが表示される前にエラー発生。しまいには、もう一度「タレスタ」を読んだら、DD本体の起動画面にエラーが表示された。ソフトのデータの最初の部分から読めなくなったようだ。複数のソフトが読めなくなったことから、本体の故障を疑ってみた。

とはいえ、自分ではどうしようもないので、任天堂の東京サービスセンターへ電話をした。

DD、入院

東京サービスセンターに電話をかけ、64DDの状況を説明。すると、「64DDとソフトを、症状を書いた紙と共にサービスセンターに送ってください。」と言われた。家にあった小さめの段ボール箱に、クッションとしてビニール袋を大量に投入し、64DDとソフトと紙を入れた。そして、近所のコンビニへ行き、宅急便で送った。送料は890円であった。

退院待ち

DD一式が帰ってくるまで、NINTENDO64で遊ぶ気が失せてしまった。NINTENDO64はDDがあって初めて、完全なるマシンなのである。NINTENDO64が平たく見えた。

64DDで遊びたくても遊べない、そんなもどかしさを紛らわすため、スーパーファミコンの『マリオペイント』や『シムシティー』で遊ぶ。……早く帰ってこーい。

帰ってきた(?)64DD

佐川急便で、段ボール箱に入った荷物が送られてきた。送り状には「任天堂(株) 東京支店」と書かれていた。修理に出してから2週間、ついに64DDが帰ってきたのである……というか、修理品伝票を見てみると「64DD本体交換」と書いてあったので、別の64DDが送られてきた、と言ったほうが正しい。その証拠に、送られてきた64DDのロットナンバーが、壊れた64DDのものと違っている。そのため、送られた64DDのロットナンバーが貼られた説明書も同梱されていた。ちなみに、64DD本体の内蔵時計はキチンと設定されていた。

一緒に送った64DDソフトは、みんな正常と確認され、そのまま送り返された。もちろんこちらで確認しても、どれも正常動作した。つまり、今回の故障は、やはり64DD本体の故障が原因だったようだ。

今回の修理費は0円、つまり無料であった。伝票の右上には、「修理代金は1万円未満です。」と印刷されている。仮に修理費用が掛かっても、大金で悩まされることは無いわけだ。もし、また64DDが故障してしまっても、安心して修理に出せるであろう。