MacでUSTREAMの配信

この文書は、アメリカのリアルタイム動画配信サービス「USTREAM」(ユーストリーム)を使って、Mac OS X(マック・オーエス・テン)で動画をライブ配信(生放送)する方法について説明しています。

必要なソフトウェアの準備

Macの内蔵マイクと内蔵カメラ(iSight)だけを使う場合は、この章を読みとばしてください。その場合はUSTREAMへのアカウント登録を済ませれば、すぐに配信できます。ソフトウェアの準備が必要なのは、複数の映像や音声を切替えたり、Macのデスクトップ画面やシステム音声を配信したりする場合です。

ここでは3つのソフトウェアをインストールします。

CamTwist(カムツイスト)のインストールと設定

  1. 以下のサイトにある最新版の「CamTwist-x.x.dmg」をダウンロードする。
  2. ダウンロードしたファイルを開き「CamTwist.pkg」を実行し、インストールする。
  3. 「アプリケーション」フォルダの「CamTwist」フォルダにある「CamTwist.app」を起動する。
  4. 「Step 1」の欄で「Desktop」(Macの画面)または「Webcam」(内蔵カメラ)を選んで、左下にある「Select」ボタンを押す。「Select」ボタンの代わりに「PIP」ボタンを押すと幾つもの映像を同時に表示できる。
    「Step 3」の欄にある「Save Setup」ボタンを押すと、現在の設定状態に名前をつけて保存できる。
  5. メニューバーの「CamTwist」にある「Preferences...」を開き、「General」タブの内容を以下のように設定する。
  6. メニューバーの「Tools」にある「Preview」を開き、Macの画面が映っているのを確認する。確認したらアプリをメニューバーから終了する。

Soundflower(サウンドフラワー)のインストール

  1. 以下のサイトから最新版の「Soundflower-x.x.x.dmg」をダウンロードする。
  2. ダウンロードしたファイルを開き「Soundflower.mpkg」を実行し、インストールする。

LadioCast(ラジオキャスト)のインストール

  1. 以下のサイトから最新版の「LadioCast-x.x.x.dmg」をダウンロードする。
  2. ダウンロードしたファイルを開き「LadioCast.app」をMacの「アプリケーション」フォルダにコピーする。

以上3つすべてのソフトをインストールしたらMacを再起動してください。再起動しないとUSTREAMの配信操作画面に以上のシステムが反映されません。

なお、ここでインストールしたソフトウェアは、USTRAEMだけでなくニコニコ生放送やSkype(スカイプ)などでも使えます。

USTREAMの準備

USTREAMでの配信には、USTREAMのユーザー登録が必要です。利用登録をしていない場合は、USTREAMのトップページ右上にある「サインアップ」をクリックし、ユーザー登録をしてください。

「ユーザ名」「性別」「生年月日」は後で変更できないので注意してください。その他の項目は後で変更できます。

ユーザー登録を済ませたら、USTREAMのページ右上にある自分のユーザー名をクリックします。「ダッシュボード」の画面が表示されたら画面右側にある「新しい番組の作成」ボタンをクリックし、必要事項を記入して「番組」を作成します。「番組」を作成しておけば、いつでもすぐにライブ配信を行えます。

ライブ配信の準備と開始

ライブ配信を始めるときは、いつも以下の手順を行います。

内蔵マイクと内蔵カメラだけを使うときは「映像の準備」と「音声の準備」を読みとばし、USTREAMの配信操作画面で「USB Video Class Video」(内蔵カメラ)と「Built-in Microphone」(内蔵マイク)を指定すれば「配信の開始」ボタンですぐに配信できます。

映像の準備

  1. 「CamTwist.app」を起動する。ウィンドウは閉じてもよいが、配信中はアプリを終了させないこと。

上記の状態で映像のデータは、内蔵カメラやMacの画面など → CamTwist → USTREAM、という流れになります。配信する映像をCamTwistで切替えることになります。

音声の準備

  1. メニューバーのアップルメニューにある「システム環境設定」の「サウンド」を開く。「出力」タブを開き、「サウンドを出力する装置の選択」を「Soundflower (2ch)」に設定する。なお、このときMacのスピーカーから音は出なくなる。
  2. 「LadioCast.app」を起動する。
  3. LadioCastの「出力メイン」(旧版では「メイン出力」)を「内蔵出力」に設定する。これが内蔵スピーカー(モニタリング)への出力になる。
  4. 「出力 Aux 1」(旧版では「メイン出力」のところにある「Aux」タブを押し「Aux 出力」)を「Soundflower (16ch)」に設定する。これがUSTREAMへの出力になる。
  5. LadioCastの「入力1」に「Soundflower (2ch)」を設定する。「メイン」(旧版では「Main」)と「Aux 1」(旧版では「Aux」)両方のボタンを押し、入力1の音声がメイン(内蔵スピーカー)とAux 1(USTREAM)の両方に流れる状態にする。音量はツマミを左右にうごかせる他、ツマミの右にある「▲▼」ボタンでデシベル(db)を変えても調整できる。
  6. 内蔵マイクを併用する場合は「入力2」に設定する。「Aux 1」だけを有効にし、ハウリング防止のため「メイン」は無効にする
  7. 「入力3」など、使わないものは「N/A」に設定する。
  8. iTunesなどを再生して、音量のメーターが動き、Macのスピーカーから音が聞こえることを確認する。

上記の状態で音声は以下の流れになります。

SoundflowerでMacのシステム音を入力音として利用できるようにし、配信する音声をLadioCastで選択することになります。

システム音声の音量(Macのキーボードで変更できる音量)を調整すると「Soundflower(2ch)」の入力音量も変わります。内蔵スピーカーから流れる音量だけを変えたいときは、LadioCastの「出力メイン」にある2つの音量調整ボタンで調整します。

ライブ配信の準備と開始

  1. USTREAMにアクセスし、画面右上の「ログイン」をクリックする。ユーザ名とパスワードを入力し「ログイン」ボタンを押してログインする。
  2. ダッシュボード画面の左側にある「番組設定」で設定を済ませる。その中の「その他の設定」画面にある「番組を非公開設定にする」をオンにしてライブ配信の視聴にパスワードをかけることもできる。設定を変更したら「保存」ボタンを押す。
  3. USTREAMの画面右上にある「ライブ配信」ボタンを押し、配信操作画面を開く。配信操作画面を初めて表示した際は注意書きが表示されるので、注意を読んで「×」ボタンをクリックする(その後、画面が正しく表示されない場合はブラウザでの再読み込みを試す)。「Adobe Flash Player設定」が表示されたら「許可」ボタンを押す。この段階では、まだ配信されない。
  4. 「ビデオソース」を「CamTwist」、「オーディオソース」を「Soundflower(16ch)」に設定する。配信操作画面の下部にある「アドバンス設定」タブを開き、「フレームレート補正」を「23」に設定する。
  5. 品質は回線にあわせる。基本的にはツマミを右端に動かして、映像を「95」、音声を「44KHz」に設定する。iTunesなどで音楽を再生してみて、初めにLadioCastの各音量メーターが適切(最大音量が8割程度になるよう)になるよう調整する。LadioCastでの調整が済んだら、USTREAMのVUメーターを確認しながら、メーターのすぐ下にある音量ツマミで調整する。
  6. 緑色の「配信の開始」ボタンを押すと、ライブ配信が始まる。ライブ配信を終えるには赤い「ブロードキャストの停止」ボタンを押してからブラウザを閉じる。

ライブ配信中の注意

ライブ配信が終わったら

  1. メニューバーのアップルメニューにある「システム環境設定」の「サウンド」を開く。「出力」タブを開き、「サウンドを出力する装置の選択」を「内蔵出力」(またはライブ配信前の設定)に戻す。
  2. 「CamTwist.app」を終了する。
  3. 「LadioCast.app」を終了する。