漢字が使えて商用可能な和文フリーフォントの見本帳

この文書は、ウェブで正式に無償配布されている日本語フォントのうち、概ね常用漢字またはJIS第一水準以上の漢字を収録し、画像的な利用(印刷での利用、画像化しての画面表示)を個人利用と商用の双方に承諾手続き不要で許可しているものを独自に調査した一覧です。

ライセンスはフォントの配布サイトまたは配布ファイルに含まれる利用許諾書面に基づいて判断していますが、利用許諾が変更されることもあるため、フォントを利用する際は配布元のライセンスを確認し、遵守してください。なおこの文書はフォントの配布元とは一切関係ありません。

明朝体

源ノ明朝

(Source Han Serif, Noto Serif CJK)

SourceHanSerif, NotoSerifCJK

Adobe, Google

7ウエイト

IPAex明朝

IPAexMincho

情報処理推進機構

IPA明朝

IPAMincho

情報処理推進機構

IPA P明朝

IPAPMincho

情報処理推進機構

明朝系 装飾書体

Oradano明朝GSRRフォント

Oradano-mincho-GSRR

内田明

角ゴシック体

源ノ角ゴシック

(Source Han Sans, Noto Sans CJK)

SourceHanSans, NotoSansCJK

Adobe, Google

M+ FONTS (M+ 1P)

mplus-1p

M+ FONTS PROJECT

IPAexゴシック

IPAexGothic

情報処理推進機構

IPAゴシック

IPAGothic

情報処理推進機構

IPA Pゴシック

IPAPGothic

情報処理推進機構

角ゴシック系 装飾書体

マキナス Scrap [5]

Makinas-Scrap-5

高橋広樹事務所

廻想体 マキナ B

Kaiso-Makina-B

高橋広樹事務所

GN-きんいろサンセリフ

GN-Kin-iro_SansSerif

残雪

GN-こはるいろサンレイ

GN-Koharuiro_Sunray

残雪

GN-キルゴUかなNA

GN-KMBFont-UB-NewstyleKanaA

残雪

GN-キルゴUかなNB

GN-KMBFont-UB-NewstyleKanaB

残雪

GN-キルゴUかなO

GN-KMBFont-UB-OldstyleKana

残雪

丸ゴシック体

源柔ゴシックX

GenJyuuGothicX

自家製フォント工房

7ウエイト

Rounded-X Mgen+

自家製フォント工房

7ウエイト

丸ゴシック系 装飾書体

マメロン

Mamelon

高橋広樹事務所

毛筆書体

青柳衡山フォントT OTF

AoyagiKouzanFontTOTF

青柳衡山, 武蔵システム

青柳疎石フォント2 OTF

AoyagiSosekiFont2OTF

青柳疎石, 青柳衡山, 武蔵システム

衡山毛筆フォント OTF

KouzanBrushFontOTF

青柳衡山, 武蔵システム

衡山毛筆フォント草書 OTF

KouzanBrushFontSousyoOTF

青柳衡山, 武蔵システム

青柳隷書しも

(青柳隷書SIMO2_O)

aoyagireisyo2

青柳衡山, SIMO, 武蔵システム

りいてがき筆

RiiTegakiFude

あおいりい

ペン字風書体

みちます

Mitimasu

桝田道也

たぬき油性マジック

Tanuki-Permanent-Marker

たぬき侍

じゆうちょうフォント

Jiyucho

マルセ, プロジェクトU-Fo

しねきゃぷしょん

cinecaption

chiphead, 雑念の塊

ポプらむ☆キュート

PopRumCute

高橋広樹事務所

MT たれ

MT_TARE

まくた

しょかきさらり行体

ShokakiSarariGyotai

しょかき

装飾書体

ピグモ 00

pigmo-00

高橋広樹事務所

ピグモ 01

pigmo-01

高橋広樹事務所

附録:収録漢字と漢字水準

附録:フリーフォントの書籍について

ウェブでひとつひとつのフリーフォントを集めるのは案外手間である。またフリーフォントは作者の意向で突然非公開になることも珍しくない。フリーフォントを集めたCD・DVDのついた書籍が市販されているので、多数のフリーフォントを一度に手元に持っておく手段として購入するのも手である。価格は概ね2~3千円程度である。以下にamazon.co.jpへのリンクを示す。

附録:市販のフォントについて

フリーフォントではない市販のフォント単体パッケージは、大きく分けて2つある。

ひとつは、第二水準以上の漢字まで収録されたフォントのみを収録しているパッケージである。パッケージでライセンスだけを購入し、オンラインで選べるものもある。1フォントあたりの価格は高いものの、品質は極めて良く、ライセンスの自由度も高いものが多い。

もうひとつは、フォント販売会社によるフォントを多数集めたパッケージである。この手のパッケージは安価で多数のフォントを使える反面、かな書体や第一水準までの漢字しか収録しないフォントがあったり、ライセンスが個人利用や特定の印刷用途に限定されている場合がある。フォントの収録数だけでなく、各フォントの収録字数やライセンスにも注意して購入したい。

フォントの販売形態は単体パッケージのほかに、モリサワの「Morisawa Fonts」などのように契約(サブスクリプション)制のものがある。年間でパソコンの利用台数に応じた契約をフォント供給会社と結び、出版や放送など商用のため第二水準以上まで独自にデザインされ、字形などのチェックも行き届いている、多数の高品質なフォントを利用できる。印刷や表示などデザイン関連の仕事をする場合には欠かせない。ただしどれだけ長年契約して多額の契約料を支払っても、契約を停止すると何も残らない。一度利用すると、そのフォントを利用したデータを修正する際にもフォントが必要になるため、実質的には契約し続けなければならない。