F-ZERO X エクスパンションキット

コースエディット

エクスパンションキットの要とも言える機能。セーブは100ファイルも可能なので、たくさん作ってみるといいだろう。

コースの全長は程々に

コースエディット画面上では大したことの無い長さに見えるコースも、走行するとかなりの長さであることが多い。ほどほどの長さに、適度な要素を設置するのが、良いコースを作るコツだろう。

難易度の調整

『F-ZERO X』において、コースの難易度を決める要素は、おおよそ次のものである。

これらを踏まえてコースの設計を行い、難易度を調整しよう。

充分なグリッドの確保

グリッド(スタート時にマシンが並ぶ部分)は、通常のレースを想定するなら、350ほどの長さは欲しいところである。これより短いと、スタート時の並び順が後ろに位置するマシンが、グリッドをはみ出してしまう。

グリッドにもパーツを置ける。ダートを置けば、スタート時の順位によって強制的な優劣を与えることが出来る。ただしトラップなどを仕掛けると、場合によってはスタート前にマシンが大破することがあるので注意。グリッドを短くして、その直前をスペースにすると、スタート前に何台ものマシンが墜落する。過酷なレースを展開させたいならば、そうしたコース設計も有効であろうが、あまり勧められるものではない。

遠心力

コースの走行面が、バンクによって外側に向いているコーナーでは、よほど大きな円を描いていない限り、CPマシンでなくとも、速度次第で地上へ真っ逆さまである。あまりバンクを傾けすぎないように、注意する必要がある。また、トンネルを作っても、遠心力でマシンが浮いた場合は、トンネルを突き抜けてマシンは落下してしまう。トンネルは、絵的な飾りなのである。

天地逆コースでのジャンプ

天地が逆(コースの走行面が下向き)のコースでは、マシンがコースから浮いた瞬間、地上への重力によって、マシンは真っ逆さまに落ちてしまう。たとえその下にコースがあっても、すり抜けて落っこちてしまう。そのため、通常のレースを想定するならば、ジャンプ台やトラップなどを天地が逆のコースに置くことは避けよう。

「スペース」は慎重に

「スペース」を作る際は、慎重に設計しなくてはならない。「スペース」間へ飛び出す側のコースの高さは十分だろうか。十分でなければ、ジャンプ台を設置する必要がある。スペース間が長すぎたり曲がっていても、完走できないコースが出来上がってしまうので注意。もちろん、走行面が下向きになっているところにスペースを設置するのは論外である。

おまけ

『F-ZERO X』の隠し技

『F-ZERO X』にある隠し技を、3つ紹介しておこう。

マシンセレクト画面で、コントローラの「L」と「R」と「C左」と「C下」を同時に押すと、マシンの形がデフォルメされる。形が変わるだけで、マシンの性能は変わらない。

モードセレクト画面で、コントローラの「L」「Z」「R」「C上」「C下」「C左」「C右」「スタート」ボタンを順に押すと、「ジャック」から「ジョーカー」までの全カップ、「ノービス」から「マスター」までの全クラスが遊べるようになる。

マシンセレクト画面では、選んだクラスで選択中のマシンが獲得したトロフィーが画面の左右に表示されるが、Cボタンのどれかを押し続ける間、選択中のマシンの各クラスでの獲得トロフィーを確認できる。Cボタンの左なら「ノービスクラス」、下なら「スタンダードクラス」、右なら「エキスパートクラス」、上なら「マスタークラス」での獲得トロフィーを確認できる。

『F-ZERO X』の仕様

画面を埋め尽くすほど複雑で過密なコースを作ったり、ビルなどの飾りを大量に密集させて設置したりすると、レース中に画面の動きがぎごちなくなることがある。コースの一部をあまり混みあわせないほうが良い。

またレース中は、コースの遠くが表示されなかったり、省略して表示される。このため、走行中にコースがカクカク動いて見えたり、ピットやダートなどがチラついて見えたりすることもある。気になる場合は、コースの遠くが見えないようにトンネルを作るなどして工夫しよう。

ペイントスタジオで読み込もう

「エクスパンションキット」には、『マリオアーティスト ペイントスタジオ』で読み出せる2Dデータがおまけで入っている。ペイントスタジオにてディスク交換でエクスパンションキットを入れれば『F-ZERO X』のイラストをロードできる。